木竜皇「初めてですね」長髪なびかせるハプニングも白星発進 元結が切れ“お団子頭”で取り直し制す
「大相撲夏場所・初日」(12日、両国国技館) 東幕下3枚目の木竜皇(立浪)がハプニングをものともせず、大青山(荒汐)との取り直しの熱戦を制して白星発進した。 【写真】激しすぎる取組でまげ取れた 髪が乱れ顔面が全く見えないwww 最初の一番は、土俵際で投げの打ち合いに。物言いがついたが、頭から土俵に落ちた際に髪を束ねる元結が切れ、土俵から下がる際には肩まで髪が垂れ下がった。 取り直しの一番には、呼び出しからもらった新たな元結で手早く“お団子頭”に整えて土俵へ。頭をつける展開から、最後は下手出し投げで相手を転がした。ここでも再び元結がほどけ、長い髪をなびかせながら花道を引き揚げると、館内から大きな拍手を浴びた。 元結が切れることは、稽古場ではしばしばみられるものの、本場所では珍しい光景。木竜皇も「落ちた時に頭と土俵がついて切れちゃった。初めてですね」と苦笑した。ただ、取り直しでも「いつも通り。むしろ体が動いたのかな」と動じることなく白星をつかんだ。 元幕内時津海の長男で、関取昇進に手が届く地位まで番付を上げてきた木竜皇。「勝ち越していければ。一番一番、次の相手を見据えて頑張ります」と意気込んだ。