ジーコさん、広島市でチャリティーマッチ 被爆80年に合わせ2025年7月 ロナウジーニョらレジェンド集結
サッカー元ブラジル代表で日本代表監督も務めたジーコさん(71)が27日、広島市を訪れ、来年7月にエディオンピースウイング広島(中区)で国際チャリティーマッチを開催すると発表した。被爆80年を迎える広島に往年の名選手たちを集め、サッカーを通して平和の尊さを訴える。 【写真8枚】原爆慰霊碑に献花するジーコさんなど ジーコさんは平和記念公園(中区)を訪れて原爆資料館を見学し、原爆慰霊碑に花を手向けた。その後、市内で記者会見し、「戦争が続く中、平和のメッセージを強く発信したい」と広島での開催意義を強調した。 日本企業でつくるチャリティーマッチ制作委員会によると、元ブラジル代表のロナウジーニョさんの出場が決定。世界のレジェンドたち約30人を集めるという。ジーコさんは日本代表を率いた当時のメンバーの中田英寿さんたちに参加を打診する考えも示した。 ジーコさんと長男ジュニオールさん(47)は、2004年からブラジルで国際チャリティーマッチ「ジーコオールスターゲーム」を続けてきた。初の国外開催で、サッカーを通じて世界平和を願う理念に沿う広島市を選んだ。開催日時は25年1月以降に発表。チケット収益の一部を広島県内の団体に寄付することを検討する。
中国新聞社