米オープンAIが安全委員会設置、次期モデルの訓練開始
Arsheeya Bajwa [28日 ロイター] - 生成人工知能(AI)「チャットGPT」を手がける米オープンAIは28日、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)ら取締役が率いる安全・セキュリティー委員会を設置したと発表した。次期AIモデルの訓練を最近開始したことも明らかにした。 委員会はアルトマン氏のほか、いずれも取締役のブレット・テイラー氏、アダム・ディアンジェロ氏、ニコール・セリグマン氏が率いる。 同社のプロジェクトや事業に関する安全・セキュリティー面の決定について取締役会全体に提言を行う役割を担い、まずは今後90日間で現在の安全対策を評価し、さらに発展させる。その後、取締役会に提言を行い、そこでの検討を経て採用された提言を公表するという。 訓練を開始した新たな「最先端」モデルについては詳細を明らかにせず、同社システムを「AGI(汎用人工知能)への道における次の段階の能力」に高めるとするにとどめた。