初体験のストリートバスケで圧巻の存在感を発揮した東山高元主将の佐藤友、東海大で誓うさらなる進化と抱く大きな夢
大学ではアウトサイドでプレー予定「チャンスがある限り挑戦し続けます」
佐藤は4月より、昨年度のインカレで準優勝に輝いた東海大に進学する。同大は来年度よりチーム初となるアフリカ出身の留学生、ムスタファ・ンバアイ(福岡第一)が加入。佐藤や赤間賢人(藤枝明誠)は彼とともに『シーガルス』の新たな時代を作る第一世代となる。 「大学4年間を経てBリーガーになることをまず1つの目標としていて、それに一番近づける環境だと思ったのが東海大でした。Bリーガーの輩出率も高いですし、OBの方々からも良い話を聞けると思いました。ムスタファはタフで負けず嫌いなすごく良い選手。一緒に切磋琢磨していきたいです」 高校の自由登校期間となった2月からは、すでに大学の活動に合流している。高校2~3年次はチーム事情で、本来のポジションであるウイングでなくインサイド付近でのプレーを求められたが、東海大では再びアウトサイドを主としたオフェンスで力を発揮できそうだ。 佐藤は「制限していたアウトサイドのプレーを思いっきりやっていきたい」と語る一方で、「2年間でリバウンドや泥臭いプレーは強化されたと思うし、(左記のようなプレーを含めて)オールラウンドにプレーすることはもっと意識しなきゃいけないと思っています」とも話した。 「目標はBリーガーになることで、夢は日の丸を背負ってオリンピックに出ること。チャンスがある限り、身体が動く限り、自分はその夢をかなえるために挑戦し続けます」 大きな夢への次なるステップは、東海大が掲げる、関東学生選手権、新人戦、リーグ戦、インカレの『四冠』に貢献することから始まる。オールラウンダーとして、そしてスコアラーとして成長していくだろう佐藤の今後が楽しみだ。
青木美帆