センバツ出場投手ドラフトランキング!超高校級の10投手の実力を診断!
センバツで一気に評価を高めた右腕
■7位 伊東 尚輝投手(愛工大名電) 最速144キロ 平均球速135.82キロ 今大会の成績:1試合9回9奪三振2四球失点3自責点0 直球の威力B 投球フォームB 制球力B 変化球の精度B 将来性B 秋は不調に終わったが、センバツでは両サイドにきっちりと投げ分ける投球が光った。この冬は回転効率の高いストレートを目指し、リリースポイントを高い位置にするなどの技術的な修正を行ってきたという。140キロ前半でも伸びのある球質で、報徳学園打線を9回まで2失点。タイブレークではサヨナラ安打を浴びたが、自責点は0の好投だった。直球に加え、130キロ近いカット系の変化球の精度もレベルアップ。安定感が非常に高く、夏までさらに出力アップができれば、もっと高い評価を受ける可能性を持っている。 ■6位 関 浩一郎投手(青森山田) 最速147キロ 平均球速139.2キロ 今大会の成績:3試合19.1回10奪三振4四球失点8自責点7 直球の威力B 投球フォームA 制球力B 変化球の精度B 将来性A 広陵戦では自己最速タイに並ぶ147キロをマーク。しっかりと真上から振り下ろすフォームから繰り出される球質の良さは抜群だった。数年後には150キロ~155キロを連発してもおかしくない素材の良さがある。ただ気になったのはストレートの良し悪しがはっきりしていること。本人は「コントロール重視で出力を抑えている」というが、コントロール重視でも常に140キロ中盤を叩き出せる感覚を掴んでいけば、もっと高い評価でプロ入りできる可能性は秘めている。 ■5位 吉岡 暖投手(阿南光) 最速143キロ 平均球速137.24キロ 今大会の成績:3試合25回30奪三振5四球自責点5失点5 直球の球威B 投球フォームA 制球力A 変化球の精度A 将来性A 今大会で評価を大きく高めた投手。140キロ前半の速球、120キロ後半のスプリット、カットボール、カーブを器用に投げ分ける投球は実戦的。特にスプリットの精度の高さは光るものがあった。二段モーションの完成度の高さも申し分ない。あとはストレートの出力アップだけだろう。