田中史朗が現役引退へ「妻のおかげで最高に幸せなラグビー人生を送れた」元アスリート妻に感謝
ラグビー元日本代表SHでW杯3大会に出場した田中史朗(東葛)が24日、都内で会見し、涙ながらに今季限りで現役引退することを表明した。 【写真】田中史朗、元アスリートの美人妻を顔出し!夫婦ショット 黒のスーツ、青のネクタイを締め、大きく息を吐くと、ゆっくり口を開いた。「わたくし田中史朗は今季終了をもちまして、現役を引退することを決めましたので、皆様にご報告させていただきます」と涙をこらえながら、思いを語った。 田中の会見の問答は以下の通り。 ―家族の存在は。 「自分のモチベーションを上げてくれる存在でした。子供たちの笑顔を見たくて頑張ってきた部分はあります。妻はアスリートだったので、優しかったけど、厳しかった。妻がいたからこそ、ここまでやってこられたし、妻のおかげで最高に幸せなラグビー人生が送れたと思います」 ―妻・智美さんにはどのように決断を伝えたか。 「(引退を)2か月弱前に決めて、話をしたんですけど、代表を諦める、諦めないの話をした時には、もうちょっと諦めないという話をしてくれたけど、今回は『本当にお疲れ様、ありがとう』と声をかけてもらえたので、僕自身、肩の荷が下りた感じがありましたし、妻と一緒に戦ってこられたなと思いました」 ―ニュージーランド挑戦の意義は。 「自分の使ってきた時間が、日本のラグビーを変えていけると思ってプレーしていたので、今の子供たちも世界を見る機会はあると思うし、日本のラグビーを変えられたと思います」 ―海外に挑戦したことで、次世代に伝えたいことは。 「シンプルに世界はそんなに甘くないと伝えたい。厳しい世界だし、日本だけが努力しているわけではない。英語を学びながら世界にチャレンジする意識をラグビーだけでなく、いろんなスポーツで持ってもらいたい」
報知新聞社