岸辺にも重油の強い臭いが… タンカーのタンク傷ついたか 函館海保が乗組員救助 北海道
STVニュース北海道
北海道函館市の沿岸で6日、タンカーが座礁した事故で、タンカーから燃料の重油が漏れ出しているのが見つかりました。 この影響などもあり、8日もタンカーを岩場から引き出す作業が難航しています。 6日午後6時すぎ、函館市の恵山岬沿岸に座礁したのは、タンカーの「さんわ丸」です。 8日午前6時まえ、タンカーの乗組員から「燃料の重油が流出している」と函館海上保安部に通報がありました。 座礁したことでタンカーの燃料タンクが傷ついたことが原因とみられていて、重油が海面に広がらないように乗組員がオイルフェンスを設置したということです。 また、タンカーがおよそ5度傾いているということで、函館海保がボートで乗組員を救助しています。 函館海保はさらに被害が拡大しないよう対応を協議していて、8日もタンカーを岩場から引き出す作業は難航しているということです。 現地から中継です。 8日は満潮時刻の9時過ぎから作業の予定でしたが、中断しているものとみられます。 現場は重油の強いにおいがしています。 函館海保がヘリを飛ばして、上空から重油漏れ被害を確認中です。