北島兄弟が大みそかにサブちゃんの「北の漁場」熱唱 来年も〝発展コラボ〟で大暴れ!
演歌デュオ、北島兄弟の北山たけし(50)と大江裕(35)が、大みそかのテレ東系「第57回年忘れにっぽんの歌」(後4・0)で師匠・北島三郎(88)の代表曲「北の漁場」を歌うのを前に、サンケイスポーツの取材に応じた。 2018年に結成して6年目。身長175センチの大江は数年前、最高体重135キロを記録した。さすがにこのままでは体に悪いと考え、炭水化物と間食を控え現在は95キロ前後にまで約40キロ減量。顔も体も歌声もシャープになったと評判だ。大江は「ほぼベスト体重。僕はちょっと太っていた方が、『うるさい!』と言われるくらい声量が高まるんです」と語り、現状か今より数キロ軽いぐらいがちょうどいいようだ。 師匠譲りの力強い歌声が魅力の2人。歌の合間の漫才のような掛け合いでも人気だが、今年はものまねタレント、コロッケ(64)を加えた「北島三兄弟」としても各地でライブをスタートさせた。コロッケは北島三郎を誇張したようなメイクとそっくりの表情やしぐさ、歌声で会場を笑いに包む。 これには北島兄弟の2人も感心しきりで、北山は「コロッケさんて、面白いだけじゃない。思わず師匠に見えるほど歌もうまい」と太鼓判。大江も「(北島の)歌をよく勉強してますねえ。僕らだけでなく、(北島の三女で女優)水町レイコさんもときどき出演するので、コロッケさんとの掛け合いも面白いんです」と強調し、「来年も続けます」と声をそろえた。 昨年からは本当の兄弟、鳥羽一郎(72)、山川豊(66)と4人で「演歌兄弟」も結成。大江は「本物と僕らニセモノの兄弟でライブをやっています」とニンマリ。北山は「演歌界ではいま、いろんな方とコラボしてファンの皆さんに楽しんでもらおうという歌手が多い。みんなで力を合わせて演歌界を盛り上げようという思いからです」と熱く語った。 巳年の来年、年男となる大江はここ数年、積極的にバラエティー番組にも出演。今年は駅前路上ライブも始めた。持ち前のとぼけた味でファン層を広げているのも「同じ思いからです」という。一方、北山も今年、ロックバンド、TUBEのコンサートに飛び入り出演。ボーカルの前田亘輝(59)から提供された楽曲「夏の終わりが来る前に」を一緒に歌い、「大きな刺激になった。若い世代にも演歌の魅力が届けばいいなと思います」という言葉に実感がこもった。 コラボの幅が広がっているのは、2人がそれぞれ昨年3月に独立した後も、師匠が今も厳しく見守ってくれるからこそ。大江が歌のステージで北島の代表曲「山」を歌った際、「山じゃなくて、崖になってるぞ」と言われたという。つまり、お客さんの心に届く前に失速してしているとのダメ出しだった。