バレッラのトップ下起用にスパレッティ「彼にはできる。イタリア代表の中盤は最強」
イタリア代表が14日、UEFAネーションズリーグ(UNL)のリーグAで準々決勝進出を決め、指揮官のルチアーノ・スパレッティが試合後のインタビューで語った。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えた。 EURO2024(ユーロ2024)ではベスト16敗退に終わり、再起をかけてUNLに臨んだイタリア。スパレッティの下でチームの若返りを進めつつ、14日のグループ2第5節でベルギーに1-0と勝利して4勝1分けで13ポイントを獲得し、準々決勝進出を決めた。次戦となる最終節では、首位通過を懸けてフランスとの再戦に挑む。 アッズーリの指揮官は「ベルギーにはフィジカルと技術の面で違いを作り出せる選手たちがいる。素晴らしいチームを相手に、極めて難しいピッチで極めて難しい試合だった。だが今夜は、これまでの試合で見られた素晴らしいパフォーマンスを継続して見せることができたように思う。選手たちは獅子のようだった」と満足感を示した。 スパレッティは、ベルギー戦において、ニコロ・バレッラを3-5-1-1のトップ下で起用。中盤の3枚にダヴィデ・フラッテージとサンドロ・トナーリ、初招集のニコロ・ロヴェッラを並べた。元ナポリのトスカーナ人指揮官は、中盤の選手たちに賛辞を贈った。 「バレッラには、飛び出しと枠内シュートがあるので、その役割を担うこともできるんだ。フラッテージとトナーリは、どちらかというと、広大なピッチで走れるタイプだ。われわれの中盤はクオリティやスペースの使い方に関して最強だ。スピードある素晴らしいプレーも見られた。ロヴェッラは、1センチたりとも譲らず、粘り強い選手だ。(マヌエル)ロカテッリに非常に似ている。ほんの少しも相手に通させず、クオリティの面でもクリーンだ。こうした選手たちのおかげで、われわれは何かを獲得することができた」