「下見を行ったと推認できる」と検察側 弁護側は「行っていない」と主張 事件の約1週間前の防犯カメラ巡り… 妻殺害の罪に問われる元県議の裁判
妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の裁判員裁判は、事件前後の被告の所在や移動について防犯カメラなどを中心とした審理が23日終了し、検察、弁護側がそれぞれまとめの意見を述べました。 【写真を見る】「下見を行ったと推認できる」と検察側 弁護側は「行っていない」と主張 事件の約1週間前の防犯カメラ巡り… 妻殺害の罪に問われる元県議の裁判 塩尻市の元県議丸山大輔被告は、3年前の2021年9月29日、自宅を兼ねた酒蔵の事務所で、妻の希美さん当時47歳を殺害した罪に問われ、裁判で無罪を訴えています。 23日は、一つ目のテーマである「被告人の所在や移動状況」について、これまで警察官や専門家など7人に対して行われた証人尋問での証言を踏まえ、検察と弁護側がまとめの意見を述べました。 検察側は、丸山被告が長野市の議員会館と塩尻市の自宅を「往復した」と主張。 また、議員会館近くの防犯カメラには、事件のおよそ1週間前の22日の午後11時38分と翌朝の23日午前4時53分の2回、丸山被告の車と見られる車両が映っていたことを指摘。 事件当日に映った時間とほぼ同じで、丸山被告が「下見を行ったと推認できる」と主張しました。 一方、「議員会館にいた」と主張する弁護側は、これまでに「下見は行っていない」と主張しています。 24日からは2つ目のテーマである「殺害の動機」を争点に審理が行われます。
信越放送
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