自慰行為動画が添付され…LINEで「私は日本で働いています。サービスは必要ですか?」「1時間1万円」 性的サービスを受けられると思い込み9万円だまし取られる
鳥取県米子市に住む50代の男性が架空料金請求詐欺被害に遭い、合計9万円をだまし取られたことが分かりました。 鳥取県警察本部によりますと、5月22日、被害男性のスマートフォンに、「リリー」という名前のアカウントからXでURLが添付されたダイレクトメールが送られてきました。 この時、ダイレクトメールには外国人とみられる女性が、自慰行為をする動画が一緒に添付されていたため、送り主が女性と思い込んだということです。 男性がURLをタップしたところ、LINEに移行し、Xと同じくリリーというアカウント名から、「こんにちは。私は日本で働いています。サービスは必要ですか?」などと性的なサービスを受けられるといった内容のメッセージが送られ、男性はリリーと名乗る相手と会うことにしました。 サービス内容は「1時間1万円」や「2時間4万円」などの内容だったということです。 それからサービス内容などのメッセージをやり取りし、6月14日、男性は自宅近くのコンビニで「リリー」と待ち合わせをすることになりました。 男性が、待ち合わせ時間前にコンビニで待っていると、「リリー」から「現金は受け取れないので、1万円分の電子マネーカードを2枚購入してください」などとメッセージが送られてきました。 男性は2時間のサービスを受けようと思っていたので、指示通りに電子マネーカードを2万円分購入し、その番号を伝えました。 すると、「リリー」から傷害保険金、病気保証金といった名目で次々に電子マネーカードを購入するように指示され、その都度男性は購入しました。 そして、7万円分の番号を「リリー」に伝えましたが、その後も追加を要求されたため、男性は詐欺を疑い警察署へ行き相談。電子マネーカード合計9万円分の詐欺が明らかになりました。 警察は、「ネットで知り合った面識のない者から金銭を要求されたら詐欺を疑う」「コンビニで電子マネーカードを買って番号を教えてと言われたら詐欺」と注意を呼びかけています。
山陰放送