元宝塚・光月るう、千海華蘭「あの経験がなければ」「上田久美子先生のダメ出しで」……在団時の“ターニングポイント”とは
■珠城りょうからメッセージ
――その楠木正行を演じた元月組トップスターの珠城りょうさんからメッセージをいただいています。 >>>>> るみこさん、からんさん 改めてご卒業おめでとうございます。 お二人と過ごしてきた時間を語ろうと思ったら、何時間あっても足りないと思います。最後のステージを観た時、今までのことが蘇って姿を見るだけで涙が出ました。笑 まずはゆっくり休んで、これからはご自分のペースで自由に歩んでください。 またお疲れ様会しましょうね!! >>>>>> (千海さん):忙しいのにありがとう。うれしいね。本当にマメですよね。 (光月さん):マメです。気遣いの人です。 ――そんな珠城さんにお二人はどんな方ですかとうかがいました。光月さんは「どんなことも受け止める寛容な人。光月さんが『初舞台から見守ってきたりょうがパレードで降りてくる時に、本当に幸せな気持ちになる。いつも私たちの思いに応えてくれてありがとう』と言ってくださったことが何度もあって、そのたびに感謝の気持ちで涙が出ました」と。 (光月さん):そうなんです。『ME AND MY GIRL』という作品で、たまちゃん(珠城さん)が初舞台生で同じ公演で出ていたので、よく覚えています。パレードで降りてくると感慨深いものがありますよね。ビービー泣いていたたまちゃん。 ――千海さんはどんな人かうかがったところ、「何があっても諦めない努力の人、芝居で関わることが多かったので、ハプニングがあると全力で助けてくださった。刀が腰にうまくさせなかった時も、フォローをしてくださった。ジンベエの時に私が汗と髪の毛ぐちゃぐちゃだったのを、いつも顔が見えるように寝かせてくださっていました。そういう時に勝手に絆を感じていました。ありがとうございました」と。 (千海さん):すごくご縁があって、新人公演もずっと一緒の時代を過ごしてきましたし、お役でも近くにいることが多くて。ハプニングもいろいろ2人で乗り越えたという思い出もたくさんあるんです。私はきっちゃんと呼んでいるんですけれど、きっちゃんもそう感じてくれていてうれしいです。努力の人なんて本当に恐れ多いんですけれども、でも近くで見てくれていた彼女からいただく言葉はすごくうれしいです。
(『アプレジェンヌ~日テレ大劇場へようこそ~(光月るう・千海華蘭編)』より抜粋・再構成) ◇ ◇ ◇ 『アプレジェンヌ』は日テレNEWS24制作のシリーズ企画。元タカラジェンヌをお招きし、日本テレビで熱烈な宝塚ファン、安藤翔(妻が元タカラジェンヌ)、中島芽生(宝塚音楽学校を4回受験)の2人が、ゲストの宝塚時代・退団後の生き方に迫ります。