真矢ミキ「『子どもなんだから、ちょっと黙って』とか言われちゃったり(笑)」宝塚音楽学校時代を振り返る
TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、元宝塚歌劇団花組のトップコンビ・真矢ミキさんと純名里沙さん。ここでは、真矢さんが1979年に、純名さんが1988年に入学した宝塚音楽学校について振り返りました。
◆宝塚時代の真矢は「かっこよすぎて近づけなかった」
真矢:私は(宝塚音楽学校に)中学を卒業して15歳のときに入って、まったく世間を知らない状態のまま全寮制に近い寮に入ったの。しかも(当時は)携帯もパソコンもない時代だから、勉強もどこからして良いのか分からなくて。だから、家から広辞苑を持って行ったからね(笑)。 純名:そういえば、昔はいろんな辞書を持っていましたよね! 真矢:(宝塚には)いくつのときに入られたの? 純名:私は高2を終了した頃だから、17歳です。 真矢:そうか。あの頃の高2と中卒って、ずいぶん違うもんね。 純名:そうですね。 真矢:自分の同期は4歳上までだっけ?(※受験資格が、中学3年生~高校3年生の女子) 純名:そうです。 真矢:だから私、(同期でも)高校に通っていた人たちに「子どもなんだから、ちょっと黙って」とか言われちゃったりして(笑)。 純名:え~! 真矢:全然いいのよ、本当に無知だったから。それに、私は3歳上に兄弟がいて、(同期が)本当にそれぐらい(の年齢ばかり)だったから何を言われても平気だったし、みんなも可愛がってくれたの。 純名:(私の期でも)中卒の人は可愛がられていたように思います。 真矢:しかも私は1月生まれなので、中卒のなかでも本当に一番下だったの。 純名:ミキさんは、いつもすごく可愛がられていたイメージです。 真矢:そんなことないわよ、すごく怒られたよ。「ちょっといたずらが過ぎるぞ」みたいなことを「ヤンチャね」って言われていたんだけど、当時の私は、それをちょっと可愛らしいニュアンスとして捉えていて“また可愛いって言われちゃった”って思っていたの。今、あのときの自分を思い出すと寒気がする(笑)。 純名:とんでもないですよ!(当時から)本当にカッコよかったですし、近づけなかったですもん。“カッコよすぎて近づけない”ことってあるんですよ。 真矢:いやいや……。 * <真矢ミキさん書籍情報> 著書「いつも心にケセラセラ」(産業編集センター)絶賛発売中! <純名里沙さんCD情報> 初のセルフプロデュースアルバム『Winter Iris~冬の虹~』リリース! (TOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」より)