イオン、イトーヨーカ堂、西友で値下げ、4月は大手スーパーで価格訴求発表、イオンは2023年度「トップバリュ」値下げも業績は好調、原料高、人件費高の中、スケールメリットや効率化を背景に実施
◆カスミ
イオングループの首都圏のスーパー「カスミ」では、2月に「月間厳選100品値下げ」を発表、3月には「毎日!お買い得」「月間厳選 100品」POPのついた商品約1,000品を値下げすると発表している。
〈セブン&アイ・ホールディングス、「イトーヨーカ堂」価格訴求、構造改革で成長を目指す〉
セブン&アイ・ホールディングスのイトーヨーカ堂は4月1日から、「イトーヨーカドー」と「ヨーク」の店舗で、合計71品目の値下げを行った。値下げは、「イトーヨーカドーとヨークの統合によるオペレーション・販促・物流の効率化や、商品政策の統合による扱いアイテムの絞り込みが進んだことで実現した」としている。 合わせて、「求めやすい価格」のPB「セブン・ザ・プライス」の品揃え強化を進めることで、PBでも価格訴求を行う。 セブン&アイ・ホールディングスは、2023年に9月に傘下のスーパー、「イトーヨーカ堂」と「ヨーク」を経営統合した。また、井阪隆一社長は「イトーヨーカ堂」と「ヨークベニマル」を中心としたスーパーストア事業の株式上場を検討すると公表している。さらに、首都圏外と一部首都圏の不採算店を含む店舗の閉鎖、外部継承を決定しており、「構造改革」を実施した上で、再成長を目指していく方針だという。
〈西友、「しあわせ価格」4月3日から〉
⻄友は4月3日から、300アイテムの値下げを実施、200アイテムを「魅力的価格」で提供するとして、500アイテムの「しあわせ価格」の展開を開始した。 各アイテムの値下げは、期間限定ではあるものの、順次対象を入れ替えながら、年間を通じて継続的に「しあわせ価格」の展開を実施していくという。
食品産業新聞社
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