“マイナ保険証”への一本化に反対「高齢者や障がい者が置き去りに」 現行の健康保険証の廃止まであと3ヵ月
健康保険証の廃止まであと3ヵ月。長野県保険医協会が「高齢者や障がい者が置き去りになっている」と存続を訴えました。 【関連】「患者に勧められない」“マイナ保険証”全国の利用率6%台 低迷の背景にトラブル…医療現場には根強い異論 長野県保険医協会・宮沢裕夫会長: 「現行の健康保険証が廃止されると、確実に不利益を被る人たちがいる」 県内の開業医らでつくる保険医協会は9月3日、会見を開き、県内705の高齢者・障がい者施設で、7月に行ったアンケートの結果を公表しました。 マイナンバーカードを保険証として使う「マイナ保険証」。現行の保険証は12月2日をもって廃止され、「マイナ保険証」に一本化されます。 アンケートでは約7割の施設が「廃止に反対」で、カードの管理ができないと回答しました。 カード、暗証番号の紛失時の責任が重い、不正利用、情報漏洩への懸念などが理由で、自由回答では「家族がいない認知症の100歳はどのようにカードを作ればいいのか」などと意見が寄せられたということです。
長野放送