クラシック演奏を披露する管弦楽団のメンバー（京都府綾部市鍛治屋町・市里山交流研修センター）

　能登半島地震の復興を支援するチャリティーコンサートが22日、京都府綾部市鍛治屋町の市里山交流研修センターで開かれた。能登地方は21日の記録的豪雨でも被害が出ており、出演者と観客ら約60人は被災地に思いを寄せた。 　住民でつくる「音楽PEACEあやべ」が主催した。 　コンサートでは、関西を中心に活動する管弦楽団「イニスフリー室内アンサンブル」が被災地の映像とともにバッハの「G線上のアリア」など11曲を披露。住民音楽サークルによる「綾部市歌」の合唱、オカリナ演奏なども会場を盛り上げた。最後に全員で「上を向いて歩こう」を歌い、復興を願った。 　楽団代表でフルート奏者の上田賢一さん（65）=神戸市=は「みんなで心温まる素晴らしいコンサートにできた。音楽を通じ、少しずつでも復興支援を続けたい」と話した。 　公演の収益は災害ボランティア団体に寄付される。