「心を折られた」 清原和博氏が認める"すごい"と感じた「日本人投手3人」の名前とは
西武、巨人、オリックスで通算525本塁打を放った清原和博氏が11日に「Tver」で配信された「すぽると!on TVer」に出演。同番組内で「心を折られた」投手の存在を明かしている。 【動画】東京六大学選抜の4番・清原正吾がプロ選手から放った2ランホームランを見る 同番組にはPL学園の後輩でもある野村弘樹氏とともに出演。球界屈指の右打者として様々な記録を打ち立ててきた清原氏はこれまでに対戦し、すごいと感じた投手を3人挙げてほしいと伝えられると、自分が対決した中ですごいなと思ったのは“ハマの大魔神”で、交流も深い佐々木主浩氏、メジャーリーグ、ドジャースでもノーヒットノーラン記録を打ち立てた野茂英雄氏の名前を列挙。そして「いっぱいいるんですけど」と悩みながらも「最後、僕の最後にとどめを刺してくれた藤川くん」と阪神などで活躍した藤川球児氏の名前を口にした。 「その3人は特別な存在ですかね」としながら、ほかにも印象に残った投手としては「平成の怪物」として知られた松坂大輔氏の名前をあげる場面もあった。 名前をあげた佐々木氏に関しては同期で甲子園に出たりなど、同時代を過ごしてきたという中で対戦したときは特別な気持ちを抱いてきたと明かした。 さらに藤川氏に関しては代名詞の“火の玉ストレート”に巨人時代に手が出なかったことを振り返った上で「ストレート一本で全くバットに当たらなかったので。あそこで自分自身の、速球派に強い自負があったんですけど、あそこで心を折られたのかなぁという感じがしますよね」と振り返った。 「巨人で4番を張ってましたから。僕も暴言吐いたりして、そこから藤川投手とのバトルが始まったりして。本当にすごかったです、あのストレート」と回想した。 さらに藤川氏の直球の凄みについて聞かれると「投げた瞬間はいけると思うけど、バットを振ると(ボールが)上を通ってる。明らかにボールの下を振ってしまう」と速度だけではわからない威力があったと説明。「かすりもしない。どんどん自分のメンタルが追い込まれていくというか。100%ストレートでも打てなかった」と振り返っていた。100%直球でも打てなかったのは藤川氏だけだったとした。 同じく剛腕で知られたマーク・クルーン氏の160キロは打てたとしながら、藤川氏の直球はどうしても捉えきれなかったと話していた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]