【MotoGP】アレックス・リンス、最終戦バレンシアGPで復帰目指す。来季はヤマハ移籍のためホンダで最後のレースに
MotoGPは今週末、最終戦バレンシアGPが行なわれる。アレックス・リンス(LCRホンダ)はここ2戦怪我の治療で欠場していたが、シーズン最終戦には出場できるかもしれない。 【画像】ホンダ移籍後すぐに優勝したアメリカズGPの様子 昨年限りでスズキがMotoGPを撤退したことで今シーズンからLCRホンダに加入したリンス。アメリカズGPで早くも優勝を挙げるなどホンダでも強さを示し、期待を集めていた。しかし、6月のイタリアGPで転倒した際に右足を骨折。長期間の欠場を余儀なくされてしまった。 第14戦日本GPから走行を再開させ、第15戦インドネシアGPでレース復帰を果たしたリンスだが、痛みが続いていたため第16戦オーストラリアGPは欠場。その後再び診察を受けた結果、骨折した腓骨付近のヘルニアが原因だと判明したことから、再び手術を受けた。 そのためリンスは第17戦タイGPから第19戦カタールGPまでを欠場していた。 リンスは来シーズンからヤマハへの移籍が決まっており、無理を押して最終戦に出場しないのではないかという見方もあった。しかしリンスはLCRホンダでの最後のレースに出場すべく、バレンシアGPでメディカルチェックを受けることになったと、チームが発表した。 メディカルチェックを無事通過し、週末の走行でも問題がなければ、リンスはRC213Vでの最後のレースに挑むことができる。 なおMotoGPクラスは今シーズン、怪我を負うライダーが多いことでレギュラー勢がフルに揃うことが珍しい状況にある。そして最終戦バレンシアGPでリンスが復帰したとしても、既にミゲル・オリベイラ(RNF)の欠場が決まっているため、全ライダー勢揃いは来シーズン以降を待つことになる。
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