【MLB】アダメス獲得のジャイアンツ 次はバーンズ、フリードら大物FA投手の獲得を狙う? さらなる打線強化も
古巣ジャイアンツの編成本部長に就任した名捕手バスター・ポージーの最初の大仕事は、7年1億8200万ドルの大型契約でのウィリー・アダメス獲得となった。これはポージー自身が2013年に結んだ総額1億6700万ドルの契約を上回り、球団史上最大の契約に。しかし、今オフのジャイアンツの補強はこれだけでは終わらないとみられる。左腕ブレイク・スネルが同地区のドジャースへ移籍したため、スネルに代わるエース格の先発投手の補強が急務となっているからだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ジャイアンツは今オフ、正遊撃手の獲得を最重要課題としていた。今季台頭したタイラー・フィッツジェラルドを複数のポジションを守るユーティリティ・プレーヤーとして起用したいという思惑があり、そのためにも正遊撃手の獲得が必要だったのだ。アダメスを獲得することで、最大の補強ポイントはクリア。しかし、スネルの穴埋めという課題がまだ残っており、打線のさらなる強化も必要なため、ポージー編成本部長が補強の手を緩めることはないだろう。 スネルに代わるエース格の先発投手としては、コービン・バーンズとマックス・フリードの2人が有力視されている。特にバーンズに関しては、ジャイアンツはヤンキース、ブルージェイズ、レッドソックス、オリオールズとともに「争奪戦の中心的存在」であることが報じられている。バーンズはフアン・ソトと同じスコット・ボラスの顧客であるため、ソトの争奪戦が決着したあと、バーンズの争奪戦が本格化するとみられる。ソトの争奪戦に敗れた球団がバーンズ獲得に注力することも予想されるため、もしジャイアンツがバーンズ獲得に成功した場合、再び球団史上最大の契約となる可能性は高そうだ。 ジャイアンツはソトの争奪戦には加わっていないものの、打線強化として一塁手の補強に動くことが有力視されており、ピート・アロンソやクリスチャン・ウォーカーが獲得候補として挙がっている。アダメス獲得に成功したポージー編成本部長が次にどんな手を打つのか。今後の動向にも注目だ。