元AKB小嶋陽菜〝襲撃男〟はトラブルメーカー イベント参加せず現場をうろちょろ
元AKB48でタレントの小嶋陽菜(36)が東京・渋谷区で暴行被害に遭う事件が29日、明らかになり、衝撃が走っている。暴行容疑で逮捕された外国籍の男はかねて問題視されていたという。現場や関係者への取材を重ねると、事件の真相が浮かび上がってきた。 【写真】あどけない14年前の高橋みなみと小嶋陽菜 小嶋は28日、東京・渋谷区の有名スポットであるスクランブル交差点付近のイベント会場で、写真集「かもしれない」(宝島社)の発売記念イベントを開催した。事件は終了後の午後9時ごろに発生。現場取材などによると、小嶋は事務所関係者らとともにイベント会場ビルの出入口から一旦、外の歩道に出て、JR渋谷駅方面へ数メートルほど歩き、同ビルの別の出入口に入った。所用があったとみられる。 外国籍の男は付近をうろちょろしており、午後9時前に当該出入口にいた。小嶋はここで男に遭遇。すぐに立ち去ろうとしたが、男に後ろから抱きつかれて押し倒されたという。 事務所関係者が男を取り押さえ、110番通報。男は小嶋に抱きついて押し倒したとして暴行容疑で警視庁渋谷署に現行犯逮捕された。調べに「抱き付いたが、暴行を加えるつもりはなかった」と供述しているという。小嶋にケガはなかった。 事件直後に通りがかった人は、関係者とみられる男女3人が渋谷署員2人に対して事情を説明していたと証言する。 「男性1人が現場での様子を再現していましたよ。背後から腕を警察の顔付近に回し、勢いよく引き倒すような仕草でした。ただ、事件ではすぐに周囲の人が小嶋さんを引き離したのか、再現はそれだけ。一瞬の出来事だったようです」 捜査関係者によれば、男は以前から小嶋のイベントで騒ぐなどしているとして問題視されていた。注意されても言葉の問題もあってか収まらなかったようだ。事務所関係者は8月、警視庁に「イベントで過激になっているファンがいる」と相談していたという。 「今回のイベントは抽選制で男は参加していなかった。ただ、時間と場所は告知されていたので、イベント会場周辺を訪れた。小嶋さんは男がいると思わず驚いたが、当の男も小嶋さんと出くわすとは思わなかったようで、衝動的に抱きついたようだ」(捜査関係者) たしかに、小嶋が出入口から別の出入口に移動し、同じビルに戻ることを想定するのは難しい。 大事には至らなかったとはいえ、周囲は慌ただしく動いた。 小嶋の所属事務所は29日、公式サイトで「プライバシー権侵害、侮辱、ストーカー行為等の観点から警察その他の関係機関及び顧問弁護士と協議のうえ、法的措置を含む対抗策を実行いたします」「今後このようなことが起こらぬようタレントの安全確保に努めてまいります」などと声明を発表。宝島社も29日、写真集のX(旧ツイッター)で、同日にも予定していた発売記念イベントの中止を発表した。 小嶋が在籍したAKB48では2014年、岩手でメンバーが負傷する握手会傷害事件が起きた。 小嶋は実業家としても多忙で、今回のようなファンと触れ合うイベントは17年のグループ卒業以降、初めて。「アイドル時代からのファンにも会えて感激していたけど、事件により精神的にショックを受けています」(関係者)。 本人は29日にXで、この日のイベント中止に無念さをにじませつつ、「改めて、また皆さんと会える日を楽しみにしてます! 振替につきましてはまた後日お知らせいたします」と気丈に投稿した。 11月10日には大阪で発売記念イベントを開催予定。宝島社担当者は開催可否について「検討中」とした。
東スポWEB