ソフトバンクの育成3位ルーキー、けがから復帰して2戦連続安打 高校通算31本塁打の佐倉俠史朗が求める打撃とは
◆交流戦・ソフトバンク4軍2―1四国アイランドリーグplus香川(6日、タマスタ筑後)※8回制 ■古巣対戦で上林が魅せた【動画】 ソフトバンクの育成ドラフト3位ルーキー、佐倉俠史朗内野手(18)=福岡・九州国際大付高=が、2試合連続安打で勝利に貢献した。 「4番一塁」でフル出場。同点で迎えた7回1死から直球を捉えて中前への二塁打とし、決勝のホームも踏んだ。「引っ張って打ちたい思いはあるけど、状態としては悪くない」と振り返った。 1年目の今季は3月に右肩の肉離れで離脱。約1カ月半をリハビリ生活に費やした。試合に出場する同期入団の選手の姿に「うらやましい思いはあった」が、それでも「基礎練習を丁寧にやった」と振り返る。 開幕直後に右手人さし指を骨折した三森大貴がリハビリ調整した際は、守備について積極的に話を聞いた。「ボールに合わせる時など(動作が)すごく柔らかいので質問しました」。持ち前の物おじしない性格で自分の「引き出し」を増やした。 佐倉ら高卒ルーキーたちは4月30日に1軍の楽天戦をみずほペイペイドームで見学。山川穂高と柳田悠岐の本塁打に「甘い球を逃さないのがすごい。チャンスで絶対に打つオーラを感じた。そんなふうになれたら」。高校通算31本塁打の強打者は大きな刺激を受けた。 5日の四国アイランドリーグplus愛媛から実戦復帰し、プロとしての階段を少しずつ上がり始めている。「まずは持ち味である引っ張る打球を打ちたい」。自慢の強打をさらに磨く。(浜口妙華)
西日本新聞社