小樽で大学院生が犠牲 飲酒運転根絶へ関係機関が緊急会議
先月、小樽で飲酒運転による死亡事故が起きたことを受け、今後の飲酒運転根絶に向けた取り組みを話し合う会議が開かれました。 この会議は小樽での死亡事故を受け、道や道警のほか、すすきの観光協会、北海道ハイヤー協会などで構成する協議会が情報共有を図るため緊急で開きました。 先月22日に小樽で発生した飲酒運転による死亡事故では、札幌の大学院生が犠牲となりました。容疑者が運転前におよそ11時間半にわたって酒を飲んでいたことが分かっています。 道くらし安全局の佐藤圭子局長は「飲酒運転の根絶に取り組んできた思いを今一度共有して傘下の職員・企業の皆様にも周知していただきたい」 と呼びかけました。 会議では、道警の担当者から道内の交通事故件数が今年9月末の時点で去年の同じ時期と比べ減少傾向にある一方、飲酒を伴う交通事故は逆に増加していると報告がありました。 協議会は、飲酒運転による事故が最も多くなる12月に向け、啓発を強化していく方針です。