「交流戦首位打者」日ハム・水谷瞬が恩師にようやく届けることができた心揺さぶる「言葉」
水谷が胸に秘めてきた想い
「これは水谷のお母さんから聞いたんですが、水谷は『1軍に上がるまでは絶対に(母校に)帰らない』と話していたそうです。故郷に錦を飾るではないですけど、そんなふうに思ってくれているのも嬉しいです」 1軍で出場するどころか、恩師の想像の上を行くほどの活躍を見せているのだから、このオフには胸を張って堂々と凱旋できそうだ。 「もう連絡がありました。先週のマツダスタジアムでの広島との試合の後です。『今年の冬は帰ります』と。チームが変わったことも大きいでしょうが、技術的なことも含めて、変われたきっかけはどこにあるのかとか、聞きたいことは山ほどあります。その日が楽しみです」 プロの中でも目を引く身体能力の持ち主だけに、高校時代も早くから脚光を浴びていたかと思いきや、そうではなかったという。 次回記事『「交流戦全試合ヒット継続中」! ...日ハム・水谷瞬の野球人生を変えた恩師の助言』では、末光監督が水谷の決して平たんではなかった道のり、転機を振り返る。
週刊現代(講談社)/鷲崎文彦