イラン爆発でISが犯行声明 近年最大のテロ被害
【テヘラン共同】過激派組織「イスラム国」(IS)は4日、系列メディアで、3日に起きたイラン南東部ケルマンでの爆発に関して犯行声明を出した。死者が84人、負傷者が280人以上になり、近年のイランでは最大のテロ被害となった。 犯行声明によると、1人目の戦闘員が群衆の中で爆発物が入ったベルトを爆破させ、約20分後に2人目も爆破させた。国営通信は3日、情報筋の話として、2回あった爆発のうち1回目は監視カメラの映像から男の自爆だったと伝えた。2回目も自爆の可能性が高いという。 現場は米軍に殺害されたイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の墓地の近く。