【陸上】郡菜々佳 砲丸投も制して2年ぶり2冠「新潟の地で達成すごくうれしい」/日本選手権
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目 日本選手権の優勝者をチェック! パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の4日目が行われ、女子砲丸投は、郡菜々佳(サトウ食品新潟アルビレックスRC)が3回目に15m67を投げて優勝。4年連続7回目のVで、円盤投との2冠は2年ぶりとなる。 所属先の“地元”での活躍に「ひとまず目標としていた2冠を新潟の地で達成できてすごくうれしいです」と笑顔とともに、安堵の表情を浮かべる。 雨が降り続けるなかでの試合。「上体だけで投げてしまうタイプなので、しっかり脚を使いたいと思っていました」。 1回目に14m44、2回目ファウル。「優勝や2冠を狙い過ぎました」。しかし、そこから示したのが成長のあと。「落ち着こうと思って切り替えられました」と、3回目の投てきにつなげた。 日本記録を持つ円盤投をメインに取り組むが、中学からトップに君臨してきた砲丸投は大好きな種目。今も「月曜日の週1回」トレーニングし、「身体のベースが上がっているので、つなげることができれば」大きな記録も見えている。 「17mを超えるまで終われないので、絶対に続けます」 新潟の大声援を瀬に2冠。「ちょっと強い選手に近づけそうな気がします」と話す表情には、殻を破る予感が漂っていた。
月陸編集部