「なり手がないということで、報酬だけ上げているのが今の議会」町議会議員定数「4人増」と「議員報酬の50%カット」を住民有志が申し入れ
鳥取県江府町の住民有志が、町議会の議員定数を増やすことと議員報酬の50%カットを求め、申し入れ書と町民50人分の署名簿を町議会に提出しました。 【写真を見る】「なり手がないということで、報酬だけ上げているのが今の議会」町議会議員定数「4人増」と「議員報酬の50%カット」を住民有志が申し入れ 5日、80代の同級生を中心とする住民有志のグループが江府町役場を訪れ、町議会に申し入れ書と町民50人分の署名簿を提出しました。 申し入れ書では、現在の議員定数10を4増の「14」に増やすこと、現在約400万円の議員年収を50%カットすることを求めています。 江府町では、2005年に議員定数が14人から現在の10人に削減されました。 住民有志の世話人である竹茂さん自身も元町議会議員です。 住民有志の世話人 竹茂幹根さん(87) 「14人に増やしてみて、本当になり手がないのか。私は定数まではなると思っている。1人オーバーしたら選挙になるから、選挙で落ちるのが嫌だからやめたを出す。その結果が、なり手がないということで、報酬だけ上げているのが今の議会じゃないですか。 いまの町村議会は兼業が認められているわけです。だから報酬は安くても、ボランティア議員であっても、町の福祉政策を充実させていく議員の仕事を十分にするような議員が出てくる」 江府町では、前回2021年の町議員選挙で定数10のところ9人が立候補し、無投票で当選。その後、今年7月に行われた残り1枠の再選挙でも立候補は1人のみで、無投票で当選しました。 江府町議会では、現在、町議会改革調査特別委員会を設置していて、議員定数を維持するか削減するかの見直し議論が進んでいます。 住民有志の世話人 竹茂幹根さん(87) 「いま江府町で住民の代弁者に議会がなっているかというとなっていない。行政の監視者をやっているかというとやっていない。議会が本当の議会になってほしいというのが一番の要望です」
山陰放送
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