リニア問題などで手腕が問われる就任2年目の静岡・鈴木知事 ”やります!”精神と“スピード感”で課題に向き合う どうなる?2025年
スタートアップ企業の育成で地域活性化を
そして、鈴木知事の特色の1つが経済活性化へ向けた施策。知事肝煎りで動き出したのがスタートアップ企業の育成だ。 静岡県・鈴木康友 知事: スタートアップが生まれ集まってくることは、その地域の経済にものすごくいい影響を与える。 直接的な影響もあるし、既存産業を変えるとか新たなイノベーションが起こるとか、色々な効果がある。スタートアップに力を入れることは浜松市長時代からやってきたが、知事になっても「ガンガン行くぞ!」ということでやっていきたい 県内総生産18.8兆円のうち、製造業が4割を占め「モノづくり大国」とも言われる静岡県だが、さまざまな分野で地域特性に応じたスタートアップ企業の誘致・育成をイメージしていると話す。 静岡県・鈴木康友 知事: 農業はスタートアップが大きな変革を起こそうとしている。農業もそうだし、海洋の分野もそうだし、観光やサービスの分野もそうだし、いろいろなところでスタートアップが活躍し始めている。決してモノづくりだけではない。地域特性に応じたスタートアップの育成や誘致をやっていきたい。 例えば富士のエリアにはセルロースナノファイバーという非常に可能性がある新素材があるのでそれを活用して新たな製品を生み出すスタートアップを作ってもいいし、伊豆地域に行くと観光資源や自然資源はすごくポテンシャルがあるので、旅館をリノベーションしてスタートアップのサテライトオフィスを作れば首都圏からどんどんスタートアップ企業の誘致できるのでは。それぞれの地域に合わせたいろいろな取り組みをやっていきたい
本当の意味での“鈴木県政”がスタート
重要課題への前向きな姿勢や肝煎り事業の展望まで、すでに自身のカラーをのぞかせている鈴木知事。 就任2年目となる2025年、その手腕が試される。 静岡県・鈴木康友 知事: 今年は初めての予算編成が始まるし、総合計画も策定していく。そういう意味では、本当の意味での鈴木県政がスタートするので、私といえば「やります!」なので、今年も「やります!」の精神で、全力でスピード感をもって頑張っていきたい (テレビ静岡)
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