【図解】花粉症とは
花粉症の原因・症状
花粉症とは、花粉にさらされることで、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどが起こるアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎のことです。 花粉は本来、人間にとって無害なたんぱく質ですが、免疫システムが誤作動して異物と認識することがあります。その場合、「IgE抗体」という異物を攻撃する抗体がつくられ、本来は起こらないはずの"いきすぎた免疫反応(=アレルギー反応)"が起こり、鼻や目の症状を起こします。日本では、実に4割もの人がスギ花粉の症状に苦しんでおり、発病する年齢も低年齢化しています。
自分でできる花粉症対策
花粉シーズンにおいて、ウイルス感染も考慮した外出時・帰宅時・室内での花粉症対策についてご紹介します。 【外出時】 ウイルス感染のリスクを減らすために、鼻をかむ前の手指消毒が勧められます。手指消毒は70%以上のアルコールにより20~30秒が推奨されますが、15秒以上でも有効です※1。アルコールが乾くまで擦り込んでから顔をさわりましょう。 また、サングラスやメガネ※2、マスク※3を着用しましょう。ただし、風の強いときは効果が下がるので注意が必要です。 【帰宅時】 衣服や髪をよく払ってから家に入りましょう。ウイルスのことも考慮して手洗いを最初に行った後、洗顔、うがいをしてから鼻をかみましょう。 【室内】 花粉の飛散情報を確認しながら、花粉が多い日は窓や戸を閉め、ふとんや洗濯物の外干しはさけましょう。 換気をする際は、窓を小さく開けて、短時間に留めたほうがよいです。なお、花粉が多く付着している、窓際の掃除は丁寧に行ってください。また、空気清浄機は花粉症に有効です※4。部屋の出口付近に設置するほうが有効性が高いとされています※5。
花粉症対策グッズ
花粉症シーズンを乗り越えるための花粉症対策グッズをご紹介します。 ●メガネ:通常のメガネでも目に入る花粉量は減りますが、周囲に枠のある花粉症用メガネで花粉量が少なくなるとされています※6。 ●鼻洗い(鼻うがい):鼻を生理食塩水などできれいにすると有効だとされています※7。 ●マスク:普通のサージカルマスクで十分です。 ●スイッチOTC薬:市販薬でも眠気の少ない内服薬が使えます。薬剤師に相談してみてください。