富山県栽培漁業センター、4ヵ月ぶり一般開放 能登半島地震で休館
能登半島地震で被災し、休館していた富山県氷見市姿の県栽培漁業センターが30日、約4カ月ぶりに一般開放を再開した。近くの灘浦小学校の5年生7人が招かれ、ふれあい館でヒラメなどの稚魚との触れ合いや餌やりを楽しんだほか、交流館で栽培漁業について学んだ。 センターは水産資源保護のため、クロダイの稚魚やクルマエビの稚エビを育てて富山湾に放流している。地震で海水を引く給水配管が損傷し、クロダイの親魚や展示用クルマエビを県水産研究所などに避難させた。展示施設の天井なども被害を受けたため、休館日明けの1月4日からの開館を取りやめ、復旧工事を進めてきた。 大型連休の後半に再開が間に合い、北川慎介所長代理は「完全復旧できて良かった。魚の勉強や触れ合いなどの体験を楽しんでほしい」と話した。10月までは火曜休館。