グランプリ狂騒曲の結末は…?! 賞金ランクボーダー上の9位で挑む岩本俊介「目の前のレースを一生懸命やるだけ」/競輪祭・初日10R
小倉競輪のナイター「朝日新聞社杯競輪祭・第2回競輪祭女子王座戦(G1)」は19日、初日を迎える。10Rの一次予選①を走る岩本俊介(40歳・千葉=94期)に話を聞いた。 岩本俊介が無傷の3連勝でG1初の決勝進出を果たした日本選手権で準優勝。そこから岩本のグランプリ狂騒曲が始まった。 「注目してもらえるのは嬉しいけど、とにかく目の前のレースを一生懸命やるだけ」 周囲の期待が高まる一方で、高松宮記念杯の二次予選と共同通信社杯の一次予選で落車。なかなか賞金を積み上げられない状況が続いた。それでも最後の賞金バトルにボーダー上の9位で迎えることが出来た。 「ダービーで準優勝して、そこからボロボロだったけど、なんとか年末までこぎ着けられた。こういう風に年末を迎えたことがなくて、まだ何も結果を出してないけど、ここまで来られたことに対して、皆さんに感謝したいです」 いつも飄々としている岩本らしく、会見場では周囲への感謝の思いを口にした。 「少しずつだけど状態は上がってきているのかなと思う。グランプリ争いもあるけど、レースを目の前にしたら一生懸命やるだけ。その結果が出るなぁって感じですね」 とにかく岩本自身は優勝を目指しつつ、1円でも多く積み上げるしかない。昨年はGI優勝で確定組だった眞杉匠(25歳・栃木=113期)が競輪祭を制して、賞金9位で入った新山響平(31歳・青森=107期)がグランプリ争いを逃げ切った。さて、今年の岩本はどうなるのか。(netkeirin特派員)