ヤクルト・高梨裕稔&吉村貢司郎が新潟・燕市でトークショー 〝なっしーよっしー〟コンビは「いい感じ」 来季はともに2桁勝利目指す
ヤクルト・高梨裕稔投手(33)と吉村貢司郎投手(26)が15日、新潟・燕市で行われたトークショー「スワローズ『ネホリハホリ』2024」に参加。最も遠方では山口県から駆け付けるなど約600人のファンが集まった会場で2時間ほど語り尽くした。 【写真】吉村貢司郎、苦手のDeNA・牧封じへ新球マスター「タイミングをずらす」 新潟・燕市とヤクルトは「つばめ」つながりで2010年から交流をスタート。21年には塩見、山崎、22年には長岡、内山、23年には星、小沢がトークショーに参加し、それぞれ「こたおみ」、「そまひで」、「こざほし」との愛称で紹介された中、今回の愛称は「なっしーよっしー」に決まった。 プロ2年目を終えて初めてトークショーに登壇した吉村は「始まる前は不安だったんですけど、とてもやりやすく楽しくできた」と笑顔。トークショーの中では「(2人は)仲が悪い」と話し、吉村をいじって観客を笑わせた高梨も「(吉村とのコンビは)いい感じだったと思う。仲が悪いというイメージがついてしまったらあれなので、仲良しって書いておいてください」と笑った。 質問コーナーでは子供から「メジャーのチームで対戦するならどこがいいか」と問われ、そろって、今季ワールドシリーズを制した「ドジャース」と回答した。吉村は「〝暴力打線〟みたいな感じで怖いですけど、僕のボールがどれだけ通用するか、チャレンジする意味でも投げてみたい」と話した。日本ハム時代に大谷と同僚だった高梨は「今年世界一になっているので、ドジャースですが…。日本ハム時代のキャンプで1度、大谷と対戦して三振を奪ったことがある。(対戦成績が)1-0で、1三振の大谷翔平に打たれると自慢できなくなるので、そこは迷います」とファンの笑いを誘った。 トークショーの前には燕市産業史料館を訪問。純銅タンブラーの鎚目(つちめ)入れ体験などを行った。約15分間、金づちでタンブラーをたたき、オリジナルの鎚目が入った世界で一つだけの純銅タンブラーを作成。高梨が「ハンマーが重くて前腕がめちゃめちゃ張りました。楽しかった」と振り返ると、吉村は「すごく楽しく前腕を鍛えられた」とおどけた。 来季に向けて、今季9勝の吉村は「規定投球回を投げるのはもちろん、勝利数は15勝。負けない投手になりたい」と宣言。同1勝の高梨は「この2年間、チームに貢献できていないので、1年間しっかり1軍で勝ちに貢献できるピッチングをできれば。2桁勝てるように」と力を込めた。