ヒロイン役・杉咲花には「いいね」 神楽木は道明寺に近づけるのか?
若手俳優演じるC5の印象はやや弱め 神楽木は道明寺に近づけるのか?
「花男」では道明寺をはじめとする伝説の4人組、“F4”が抜群の存在感でドラマを引っ張ったが、彼らが卒業して10年後の英徳学園はライバル校・桃乃園学院の追い上げもあり、輝きを失いつつあるという厳しい状況。そこで道明寺財閥と肩を並べる日本三大財閥の1つ、神楽木ホールディングスの御曹司、神楽木晴(平野)が伝説の道明寺に憧れ、学園に栄光を取り戻すため新たにC5(シーファイブ)を結成。寄付金未納・学費滞納など、ふさわしくない生徒を退学させる“庶民狩り"が実施されていた。音(杉咲)も、その庶民狩りにおびえながら通っているという設定だ。人に言えない“ヒミツ”を抱えた新世代のキャラクターたちが巻き起こすラブコメは、かつての「花男」ファンやいまどきティーンの人気を得ることができるのだろうか? まず、C5がF4を超えることはあるのか? それは正直、厳しそうだ。C5を演じる若手俳優たちは端正な顔立ちではあるものの役者としてのキャリアはこれからで、知名度も低い。初回では神楽木以外、メンバーのキャラクター設定の弱さを感じさられた。また、神楽木は道明寺に憧れているという設定なので、どうやら道明寺超えはなさそう。回を重ねて行くうちに、ヘタレでややクズめの神楽木が、胸キュンレベルまでどう成長していくかを見守る楽しさはある。次回以降、道明寺に頼らずに魅せていけるだろうか? 次も観たい度 ★★★★☆ (文・田村豊)