破魔矢に結んだ白い蛇の絵馬 「守り神となって」 正月の縁起物の準備が本格化
長野県松本市の深志神社
松本市深志3の深志神社で正月の縁起物の準備が本格化している。11日は、来年の干支(えと)「巳(み)」が描かれた絵馬を破魔矢に結び付ける作業が始まり、神職ら4人が次々と完成させて部屋に並べていった。 【写真】絵馬が取り付けられた破魔矢。深志神社の神職らが仕上げ部屋に次々と並べた
「ご家庭の守り神となり、穏やかな一年を」
絵馬は白い蛇が描かれた2種類を用意。長さ約70センチの破魔矢に手作業で一つずつ結び付け、揺れる鈴の音が部屋に響いた。権禰宜(ごんねぎ)の大塚宗延(むねのぶ)さん(47)は「(絵馬の蛇が)ご家庭の守り神となり、穏やかな一年を過ごせるように願いを込めています」。 破魔矢は1本1500円。12日までの作業で同じ縁起物の鏑矢(かぶらや)と合わせて約1500本を用意し、二年参りに備える。