（写真：群馬テレビ）

今月２６日に開幕する秋の関東高校野球大会。群馬からは、健大高崎と東農大二が出場します。大会を間近に控えた両チームを取材しました。 準決勝終了時３年連続で群馬を制した健大高崎は、キャプテンの加藤大成など夏の甲子園を経験したメンバーが４人残りました。 「他を圧倒する打撃力」で秋のチーム打率はホームラン４本を含め４割を超えました。しかし走塁面に課題を残しました。 「（ホームランもでたのですが）全員が繋ぐ意識で単打単打単打で繋いでヒットが出ていたので、良かったのではないかと思います。打球判断だったり、盗塁のアウトだったり、走塁の面で課題があるので、一つ一つをしっかり改善していければと思っています。」（健大高崎・加藤大成主将） 投手陣を牽引するのは最速１５４キロのストレートが武器のエース・石垣元気投手です。 ライバル・前橋育英との準決勝は被安打２で無失点、１４奪三振と圧倒しました。 「課題だった変化球で三振をとるというのができたのでそこが一番良かったかなと思います。スピードに関しては自信を持っているので、あとはボールの質や精度にこだわって、今はやっています。（県予選では）無駄なフォアボールというのがまだ出てしまっていたので、そこは夏から課題でやっていたのですが、関東までにしっかり修正して良い入りができればと思います。」（健大高崎・石垣元気投手） 「今年のセンバツ王者は優勝旗をチーム全員で返しに行く」と強い意志で関東の舞台に乗り込みます。 「まずは目の前の相手に勝つことが大事だと思うので、一戦一戦足もとを見つめて１プレー１プレーこだわってやっていきたいです。」（健大高崎・加藤大成主将） 群馬２位の東農大二は、２回戦、３回戦で逆転勝ちと、「粘り強さ」が持ち味です。一方、秋の県予選は６試合でエラー５つと守備に課題を残しました。守備でも攻めの姿勢をと練習に取り組んでいます。 「とり切るアウトをとり切らないと関東大会では勝ちあがれないと思うので、一歩めをまず大事にして、しっかりスタートをきって、一歩めでの攻めの姿勢を大事にしています。」（東農大二・佐藤伊織主将） 注目は、エースの山田琉聖投手。この春からエースナンバーを背負いチームを牽引してきました。１８４センチの長身から投げる速球は最速１４３キロ。関東の強打者に真っ向勝負を挑みます。 「自分の強みは、どんなバッターでも攻めのピッチングができ、ストレートで攻めていって、変化球で勝負できるところです。関東でも良いバッターがたくさんいると思いますが、そこに気持ち負けをしないで、攻めのピッチングができるようにしていきたいです。」（東農大二・山田琉聖投手） 東農大二は持ち前の粘り強さと攻撃的な守備で関東に挑みます。 「関東２勝を目標にしていて、まず一球一球を大切にして、しっかり課題をつぶして、できるだけ関東大会でも自分たちの野球をいつも通に発揮できるようにやっていきたいと思います。」（東農大二・佐藤伊織主将）