異変…口座の預金なくなり、通帳も 無断で施設入居者のカード持ち出し、現金引き出す 容疑で男逮捕 事件前後にも数百万円が 犯行当時は施設の職員だった男「ギャンブルでお金に困ってやった」
障害者支援施設の入居者のキャッシュカードを使って、ATMから現金を引き出したとして、朝霞署は17日、窃盗容疑で、東京都小平市小川町1丁目、無職の男(34)を逮捕した。 逮捕容疑は、今年4月17日から翌18日までの間、朝霞市と春日部市のコンビニエンスストア3店舗で、ATMから計3回にわたり、不正に入手した朝霞市の障害者支援施設「あさか向陽園」の70代の入居者のキャッシュカードを使い現金計12万7千円を引き出し、盗んだ疑い。 同署によると、犯行当時、同施設の職員だった男が無断で被害者の部屋の個人ロッカーからキャッシュカードを持ち出していた。5月10日、銀行口座の預金がなく、通帳もなくなっていることに気付いた被害者から報告を受けた施設職員が同署に届けた。同署はATMの防犯カメラなどから男を特定した。調べに対して、男は「ギャンブルでお金に困ってやった」と容疑を認めている。事件前後、被害者のキャッシュカードを使用して数十件で数百万円の現金が引き出されており、同署は余罪があるとみて調べている。