BMSG TRAINEEがZepp Hanedaで大団円、涙と笑顔で描いた未来への想いと感謝
10月23日からスタートした、SKY-HIが主宰するBMSG所属の育成生「BMSG TRAINEE」による全国ツアー『BMSG TRAINEE SHOWCASE TOUR 2024』が11月11日、東京・Zepp Hanedaにてファイナルを迎えた。東京公演にはBE:FIRSTを輩出したオーディション『THE FIRST』に参加したRUIとTAIKI、MAZZELを輩出したオーディション『MISSIONx2』に参加したKANONを含む13人のトレーニーの他、SKY-HI、edhiii boi、REIKOが出演。RUI、TAIKI、KANONによるポケモンアニメ『POKÉTOON』タイアップ曲「Forked Road」も披露された。以下、Zepp Haneda公演のオフィシャルレポートを掲載する。 【画像】BMSG TRAINEE、ツアーファイナルの様子(全15枚) 開演時間になると、BMSGを追いかけている人にはお馴染みのあのイントロが流れ始める。「Brave Generation -BMSG United Remix-」だ。ステージが明るくなると、そこに立っていたのはRUI、KANON、TAIKI。それぞれが順番にバースを蹴り、フックを歌い終えると、なんとREIKO、edhiii boi、さらにはSKY-HIまで歌いながらジョイン。3人のサプライズ登場に、割れんばかりの歓声が上がった。 そんな豪華なオープニングから、TAIKIの「始めようぜ」の掛け声をきっかけに「14th Syndrome」へ。後半では6人が円になって全力で走り回り、ハイジャンプ。社長も活躍中のソロアーティストもトレーニーも、BMSGの中では分け隔てなく「仲間」である、ということをさっそく音楽の中で表現してみせる。1年前の『BMSG TRAINEE Showcase 2023』で自身のデビューを発表したREIKOは、「(RUI、TAIKI、KANONの)三人がかっこよくて、目を合わせると泣きそうです」とコメントを残した。 SKY-HI、edhiii boi、REIKOを送り出すと、RUI、TAIKI、KANONで「Betrayal Game」「SOS」と、BE:FIRSTの楽曲の中でも特に繊細な表現力や色気が肝心の2曲をカバー。「Betrayal Game」のサビでは、その妖艶さに思わず声が漏れる人が多数。ボーカルもダンスも急成長していることを、その場にいた人全員に確信させた。 MCを挟んで、ステージに残ったのはRUI。ファンから「RUIコール」を浴びると、「泣きそうになります」と言うが、コールのボリュームはさらに上がる。「まだ泣かさないでください!」とはにかむ。「心を込めて歌うので、心を込めて聴いてください」という、この日何度が使うことになる「RUI語」もこのシーンで誕生した。「俺の人生です、という曲」と紹介したSEKAI NO OWARI「眠り姫」を歌唱。RUIが歌うと、彼の持つ優しさや、彼ならではの聴き手に対する光の照らし方が楽曲に滲み出ていた。 「眠り姫」を歌い終えると、KANONが再びステージに上がり、RUI・KANON名義でリリースしている「声」へ。二人の裏声が重なり合うと、会場全体を包み込んで浮遊させるような歌の力が生まれる。そして「ちょっと早いけど、クリスマスしちゃいますか」(KANON)、「メリークリスマス! 僕がサンタさんだよ!」(RUI)という言葉から、山下達郎「クリスマス・イブ」をカバー。