渋野日向子「一石二鳥のいい大会」金メダリスト打ち取る 地元岡山で今年もソフトボール大会主催
女子ゴルフの渋野日向子(26=サントリー)が22日、自身の名前を冠した「渋野日向子杯第3回岡山県小学生ソフトボール大会」(岡山県野球場)を開催した。 【写真】豪快な投球フォームでソフトボールを投げる渋野 8歳からソフトボールに親しんできた渋野が、地元岡山で2日間にわたり実施。この日は決勝トーナメントが行われた。「主催者の私としては、3回も続けてこられたということは、沢山のサポートや力添えがあったおかげと思っている。1人の力ではできない。たくさんの力をいただきながらこれからもやっていきたいと思いますし、これからも続けていかなければ」と感謝し、さらに回数を重ねていく意向を改めて口にした。 始球式ではソフトボール東京五輪代表の原田のどかさん、山田恵里さんと対決。2人の金メダリストを、それぞれ中飛と一ゴロに打ち取った。「この3年の中では1番練習してたかなと思う。とりあえず今日も、デッドボールだけは当てないようにと気をつけながら投げた」と笑顔。投球練習中には、ダイナミックな投球フォームを繰り出す渋野に対して驚きの拍手も響いた。 初心者向けのスナッグゴルフを子どもたちが体験する企画では、ナイスショットが出ると笑顔で拍手を送った。「こうしてゴルフを知ってくれる子が増えることはうれしいですし、ソフトボールのことを知ってくれる子も増えてくれるとうれしいなとも思う。この大会でスナッグゴルフを知って、逆にソフトボールのことを知ってっていう形もあったりで、一石二鳥のいい大会だなと自分でも思ってる」とうなずいた。 渋野は今季、6月の全米女子オープンで2位、同月の全米女子プロ選手権で7位と海外メジャー大会で存在感を発揮。その後は調子を落としたが、来季のシード権を確保した。来季に向けて「できるだけ準備をして、自信を持ってシーズンインできるようなオフにしたい」と話した。