山梨ふじやまボーイズ、驚異の粘りで2戦連続逆転勝ち 女子主将が引っ張る…関東BL大会
◆メニコン杯 第27回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会 ▽2回戦 山梨ふじやまボーイズ7―4柏ボーイズ ▽3回戦 山梨ふじやまボーイズ6―4横浜中ボーイズ=延長9回タイブレーク=(21日・柏ボーイズG) 東北、関東、甲信越の180チームが参加した中学生の部は21日に2回戦、3回戦が行われ32強が出そろった。山梨ふじやまボーイズ(山梨)は2戦連続逆転勝ちした。 ※ ※ ※ 山梨ふじやまが驚異的な粘りで4回戦進出した。2点を追う7回、2死走者なしから佐藤拓が右中間を破る二塁打を放つとムードは一変。小泉の四球で一、二塁として、相原が右翼線にポトリと落とし、中継が乱れる間に2者が生還して土壇場で追いついた。 9回、1死満塁からのタイブレークでは、永田が押し出しの四球を選び、佐藤拓が「センター返しを心がけた」と中前適時打。小泉の中犠飛も出て3点を勝ち越し、横浜中を振り切った。 投げては、4回途中からリリーフの田代が好投。6回に打球が当たり、7回には死球とアクシデントが重なったが、「アドレナリンを出してがんばりました」と気迫で投げきった。鮮やかな逆転劇に立林繁由起監督(53)は「思っていた以上のことができた。チームの成長を感じた」と手放しでほめた。 ○…山梨ふじやまは2回戦も3点差を逆転。逆境を物ともしないチームを束ねるのは、女子主将の渡辺だ。5番レフトで先発出場。2回戦では初回に左越えの適時二塁打を放った。「率先してチームを引っ張っていく存在」と立林監督からの信頼は絶大だ。渡辺主将は「これからも接戦が多くなると思いますが、勝ち抜いていきたい」とさらなる躍進を誓った。 【山梨ふじやま・登録メンバー】※は主将 ▽3年生 ※渡辺萌花、亀田大惺、伏見光貴、佐藤拓真、水石蓮音、小泉遼太郎 ▽2年生 貴家煌冬、田代帆、永野圭悟、小林めい、近藤悠惺、相原貫利、佐藤晄人、永田一心
報知新聞社