壁・窓への設置も可能に、「次世代太陽光パネル」関連6銘柄
太陽電池ともよばれる太陽光パネルで次世代品の開発が進んでいる(イメージ写真:YsPhoto / PIXTA)
9月9日、東京都の小池百合子知事は新築戸建て住宅などに太陽光パネルの設置を義務づける制度を2025年4月から実施する方針を表明した。 政府の「第6次エネルギー基本計画」では、2030年度の総発電量のうち、再生可能エネルギーで36~38%を賄うという目標を掲げている。このうち最も大きくなっているのが太陽光で、14~16%となっている。 ただ、太陽光発電のさらなる拡大には「立地の制約」という課題がある。日本の国土面積当たりの太陽光発電設備容量は147キロワット/平方キロメートルと、すでに主要国ではトップだ。 再エネ施設の崩落事故や景観問題で太陽光パネルの立地を規制する自治体も増えている。そのため、太陽光パネルの設置も従来の屋根だけではなく、ビルの壁面や窓、室内などこれまでは対象とならなかった場所の利用が検討されている。
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野津 滋