模索を続ける「吉本新喜劇」、寛平が気合いの一手! 5年ぶり「新星発掘オーディション」の狙いは?
■ 「もっと奮い立たせないと」寛平GMの熱き思い
10月18日に「なんばグランド花月」(大阪市中央区)で開催された『吉本新喜劇まつり2024』で、約5年ぶりとなる「金の卵オーディション」の実施が発表された。コロナ禍の影響で2019年に実施された11回目以降動きがなかった同企画、新星発掘となるか。 【写真】圧巻の光景、終演後に30名の座員が「お見送り」!? 2005年に初開催された「金の卵オーディション」。新喜劇の座員を募集し、これまで現座長の吉田裕や酒井藍、森田まりこや松浦真也など数々の人気者を輩出してきた。 2022年にGMに就任した寛平は、これまでに総選挙の実施や若手座員ユニット「秘蔵っ子」のプロデュースをはじめとし、数々の施策で新喜劇を盛り上げてきた。公演後におこなわれた囲み取材では、「中堅や他の座員をもっと奮い立たせないといけない」と同オーディションを復活させる意図を語った。
■ 「イケメンがいない」座長たちが求める人材は?
また、求める人材について座長のすっちーが「ほんまに今ね、イケメンがいないんですよ」「おもしろ女子枠も岡田直子が独占みたいになってて」とリアルな事情を吐露すると、同じく座長のアキも「子役もいないんですよね」と応じていた。 さらに2007年の同オーディションで新喜劇入りを果たした酒井は、当時の心境を振り返りつつ、「『オーディションいつあるんですか?』ってよく聞かれるんです。新喜劇に入りたくてNSC(吉本の養成所)に入って、開催されないからまたNSCに入り直した人までいるほど。きっと喜んでる人はいっぱいいると思います」と明かした。 近年『PRODUCE 101 JAPAN』(通称:日プ)や『timeleszproject』といったオーディション企画が絶大な人気を誇るだけに、今後の動向が注目される同企画。寛平GMは「今のところ募集人数は決めていない。いい子が来たら入れようと思ってます」と話した。 「吉本新喜劇 金の卵12個目オーディション」の応募期間は、11月1日から12月31日まで。詳細は吉本新喜劇公式サイトにて。 取材・文・写真/つちだ四郎