高山一実「読後感と鑑賞後の感想は全然違うものになる」長編小説デビュー作『トラペジウム』アニメ映画化で難しかったこと
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。5月8日(水)の放送は、高山一実さんがゲスト出演。小説を書いたきっかけや長編小説デビュー作『トラペジウム』のアニメ映画化について、パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)の質問に答えました。
こもり校長:高山一実先生は、2度目の来校です。前回の来校は、乃木坂46時代の2015年2月! 9年前です。 高山:お久しぶりです! 前回は校長と教頭が違う方だったので、新校長、新教頭ははじめましてです! COCO教頭:はじめまして! よろしくお願いします! こもり校長:9年前は、橋本奈々未さんと一緒に来校されていましたね。 高山:さっき、当時の写真を見たんですけど、「9年前だと、こんな服を着ていたのか……!」となりました。 こもり校長:洋服を見て、「あのころの自分って、こんな感じだったんだ」って思うことありますよね(笑)。
――小説を書いたきっかけは?
こもり校長:それから9年経って、今はタレント、小説家として活動されています。2018年に『トラペジウム』で小説家デビューされましたが、文章を書くようになったきっかけは何ですか? 高山:本好きの方って、子どものころから家に本があったりしますよね。でも私は、ハマったのは遅くて高校生のころなんです。部活をしていなくて、毎日図書室通いをするようになったら本好きになったんです。それから乃木坂46に入って、本好きということで『ダ・ヴィンチ』さんで連載を持たせてもらったんです。1年間、好きな作家さんにお会いする連載をしていたんですけど……。 こもり校長:めっちゃいい連載ですね。 高山:そうなんです。その締めくくりとして、ワークショップに入れられてしまって……(笑)。それが、「ショートショートを書いてみよう」というもので、書かなきゃいけないシチュエーションになってしまったんです。 こもり校長:(笑)。 高山:最初は「難しいな」と思いながら書いてみたんですけど、次の年からは「書くほうの連載をお願いします」と言ってもらえて。それがきっかけですね。 COCO教頭:でも……言い方悪いけど、半ば強制的に入れられたわけですよね?! 不安はなかったんですか? 高山:すごくありました。そこには、大学生ともう1人ゲストの方がいらっしゃったんですけど……それが尾崎世界観さんだったんです。 COCO教頭:えー! 高山:世界観さんは、私がまだ一文字も書いていないのに、バーっと書き上げてお手洗いに行っちゃったんです(笑)。それで「うわーヤバい!」と思って、持ち帰らせてもらって。(書き始めたら)ショートショートと言っているのに、原稿用紙10枚分くらいになって……。 COCO教頭:全然ロングだった……! 高山:はい(笑)。でも、こういう形になってありがたいです。 こもり校長:そこから小説を出し、その『トラペジウム』がアニメ映画化されるということです! おめでとうございます! 高山:ありがとうございます!