カーター元大統領国葬へ行事開始 米、地元州で最後の別れ
【ワシントン共同】昨年12月29日に100歳で死去した民主党のカーター元米大統領の国葬に向けた一連の行事が1月4日、始まった。遺体は同日、大統領警護隊が地元ジョージア州の病院から搬送し、少年時代を過ごした農場を経て州都アトランタへ。市民らが最後の別れを惜しんだ。7日に首都ワシントンの連邦議会議事堂に安置され、9日の国葬を待つ。 日本政府は国葬に菅義偉元首相を派遣する方針。共和党のトランプ次期大統領も出席する意向を示している。 カーター氏は1977~81年に大統領を務め、中東和平を仲介した。引退後も人権外交を展開して2002年にノーベル平和賞を受賞した。