『攻殻機動隊』や『葬送のフリーレン』など 田中敦子さんの代表作アニメを振り返り
マスターに一途な英霊&年齢不詳の女戦士を好演
■『Fate/stay night』 キャスター 人類史・神話などにおいて偉大な功績をあげた偉人や英雄を「サーヴァント」として使役し戦う「マスター」たちの戦いを描いたサークル・TYPE‐MOONの代表作『Fate/stay night』。田中さんが演じたのは、黒いローブをまとった魔女のようなサーヴァント・キャスターだ。その正体はギリシャ神話におけるコルキスの王女「メディア」。目的のためには手段を問わない残忍な性格をしているが、マスターの葛木宗一郎には主従関係を超えた感情を抱いており、彼を「宗一郎様」と慕うかわいらしい一面もある。 ■『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』 リサリサ 荒木飛呂彦による漫画『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』のアニメで田中さんが演じたのは、イタリアのヴェネチアに住む、素性一切が謎の女性戦士・リサリサ。主人公ジョセフ・ジョースターのライバルであるシーザー・A・ツェペリの師で、後にジョセフも彼女の下で強力な“波紋”を習得するべく特訓することに。見た目はどう見ても20代の美女だが、この外見は“波紋”の力によるもので実年齢は50歳。しかも、ジョセフの実母だ。先述のメアリー・世良もそうだが、田中さんは見た目と中身にギャップのあるキャラクターの演じ方が素晴らしかった。 ※1 『攻殻機動隊』田中敦子、草薙素子は“近づきたい”から“相棒”に「素子と出会わなければいまの私はいない」 クランクイン!