ヤクルトが巨人戦力外の鈴木康平を調査 育成で獲得狙う オリックス時代に「K―鈴木」でV貢献
新天地で再起を期す!! ヤクルトが、巨人を戦力外となった鈴木康平投手(30)の獲得調査を進めていることが2日、分かった。育成契約での獲得を目指すとみられる。 鈴木は千葉明徳高から国際武道大、日立製作所と進み、2018年のドラフト2位でオリックスに入団。「K―鈴木」の登録名で、2年目の19年には先発で19試合に登板し4勝をマーク。21年から本格的にリリーフに転向すると自己最多の34試合に登板し、同年のヤクルトとの日本シリーズ第3戦で1イニングを3者連続三振に抑えた。 23年から登録名を本名に戻し、5月に交換トレードで巨人に移籍。同年は33試合に登板したが、今季は1軍登板がなかった。11月14日に行われた12球団合同トライアウト参加後は「体も元気なので、体が壊れるぐらいまで(野球を)やりたい」と現役続行への強い思いを明かしていた。 ヤクルトは2年連続リーグ5位に終わり、チーム防御率3・64はリーグワースト。投手陣の立て直しが喫緊の課題となっている。育成だが先発と救援両方の経験があり、通算112試合に登板している右腕は大きな戦力となりうるだけに、獲得に向けて調査を進める。