中条あやみが思う家族団欒は「知らない人がうちのご飯を食べている」
仕事のやりがいを感じられるようになりました
――SPA!には2020年以来、4年ぶりの登場となりました。その間、『ゴチになります!』レギュラー、『君と世界が終わる日に』『TOKYO MER~走る緊急救命室~』と大きく飛躍されたと思いますが、そんなご自身の4年間の歩みを振り返ってもらえますか。 中条 この仕事をやっていく上でのやりがいみたいなものをすごく感じることが多かったです。自分が出た作品だったり、「(作品を)見たよ」とか「あやみちゃんみたいな人になりたいです」とか、たくさん声をかけてもらったりっていうのを含め、「やってきてよかったな」という思いを感じる機会がたくさんありました。それが自信にもなりましたけど、一方で、その時点での自分の限界もたくさん見たというか。 ――どういうことでしょう。 中条 「これ以上は無理!」っていうくらいの場面もあったので、ものすごいプレッシャーでした。でも、それらのおかげで自分が強く、タフになりました。 ――ちなみに、その限界は越えられたんですか? 中条 越え……ざるを得ませんでした(笑)。でも、その先には見たことのなかった景色があったので、やってて良かったなと改めて思いました。 ――俳優としても人間としてもひと回り、ふた回り大きくなったと。 中条 一気に、ですけど。実感としては。
わんぱくな男の子みたい
――以前、SPA!で取材したときには「(自分の)中身は小5男子」と言ってましたが、そこはもうさすがに……。 中条 いやいやいや。そこは何も変わらなくて。江口さんにも「わんぱくな男の子みたいだな」って言われました。人はそんな簡単に変わらないです(笑)。思い描いていた27歳の大人とは全然違う自分がいて「あれ?」とは思ってます。 ――苦手だったお菓子作りは上達しましたか? 中条 いえ……もはやチャレンジしようとすら思ってません(笑)。 ――昔から「サラリーマン川柳」(※現在は「サラっと一句!わたしの川柳コンクール」にリニューアル)がお好きなんですよね。 中条 好きです。心の叫びというか、頑張っているサラリーマンの方ってめちゃくちゃ健気だし、日本を支えてくれているなって思います。すごい素敵な存在というか。飲み屋で楽しそうに話している姿とか見るといいなって。 私自身、銭湯やサウナも相変わらず好きだし、ちょっとした小さな幸せを見つけたいっていう気持ちは今でも変わらずあります。