強い冬型、石川県内風雪 羽咋で風速24.2メートル、金沢22.2メートル
●10日にかけ積雪増見込み 9日の石川県内は強い冬型の気圧配置となり、雪や雨が降った。朝から強い風が吹き、正午までの最大瞬間風速は羽咋で24・2メートル、金沢で22・2メートルを記録した。金沢地方気象台は沿岸部に波浪警報、全域に風雪、雷注意報を出した。強い冬型は10日にかけて続く見込みで、気象台は高波への警戒や大雪による交通障害、風雪、突風などに注意を呼び掛けた。 気象台によると、10日午前6時までに予想される24時間降雪量は加賀地方の平地で20センチ、能登で30センチと見込む。 日中は気温が上がらず、正午時点で金沢、輪島ともに3・9度と平年より低くなった。金沢市中心部では、積もった雪がシャーベット状に解け、足元を気にしながら通勤する人の姿が見られた。 石川県警によると、県内で9日午前9時までの24時間で、雪の影響とみられるスリップ事故が22件発生した。けが人はいなかった。小松空港では羽田行きの全日空1便が1時間余り遅れた。国土交通省能登復興事務所は9日午後1時から、高波のため珠洲市仁江町―真浦町間の国道249号迂回(うかい)路を通行止めにすると発表した。