「相方が公務員試験に落ちたから…告白してコンビ結成」群青団地の爽やかな魅力
◇K-POPが好きな横、ポップパンクが好きな福田 ――お二人のプロフィールを見て、趣味や特技も気になりました。 横:僕はK-POPがすごい好きで、Kep1erやNMIXX、NiziUを見たりします。その影響で韓国語も勉強して、軽く読める程度にはなってきました。将来、ペラペラに話せるようになったらMC兼翻訳、みたいなお仕事もできるようになったら面白いなって。韓国語でネタをやってみるのもいいですよね。 ――「オンライン」のネタは、韓国とかでもウケそうですよね。 横:たしかに! 福田:僕は学生時代にやっていたギターをまた始めたので、いつか周りの芸人たちとバンドとかできたらいいなと思っていますね。よく聴くのはState Champsっていうインディーズのポップパンクバンドです。 ――すごい! 本当にポップパンクが好きじゃないと出てこないですよ。ちなみに、横さんから見て福田さんのギターの腕前はいかがですか? 横:全然うまくないですよ。 福田:これから練習してうまくなるから(笑)! ――あはははは(笑)。YouTubeでは、ネタ動画のほかに福田さんによるVlogが不定期に更新されるのが気になります。どのような経緯で始めたんですか? 横:最初は、激辛メニューどちらが先に食べきれるかにチャレンジして、負けたほうが罰ゲームとして1年間、毎月Vlogをやると決めたんです。それで福田が負けたことで始まりました。 福田はライブの平場でもあんまり喋らないんです。だから、ライブを見てくださっているお客さんでも、福田の人間性をあまり知らなくて。Vlogを始めたことをきっかけに、福田への反応やお題のリクエストをいただけるようになったので、継続しています。 福田:いやぁ、僕はすぐにでもやめたいんですけど…(笑)。 ――Artistspokenでのラジオの配信が始まってからは、自主ラジオ『群青団地の回覧板』は途絶えているようですが、もう更新はしないんですか? 横:最近は更新できていないんですけど、僕はラジオが好きですし、ラジオのお仕事をコンビでもしていきたいので、近々再開します! 福田:うちのリーダーがそう言うなら(笑)。〔※2024年6月7日から更新再開〕 ◇仲が良いから負けたくない芸人は? ――実力派の芸人が多数揃う太田プロに所属ですが、事務所の先輩との交流はありますか? 横:ストレッチーズの高木さん、センチネルの大誠さんにはよくしていただいてます。僕が「高木軍団」のメンバーで、3人でしょっちゅう飲みに行ってます。お二人とも面倒見がよくて、お笑いのことについても真剣に相談に乗ってくれるんです。 ある時期、男女のやりとりが出てくるネタが多くて、僕が女装していたんです。どうせやるなら、出てきて笑いが来るような雑な女装をしたくなくて、しっかり女装をしてたんですね。その結果、お客さんから「カワイイ!」と言われるのが多いことに、お二人がすごく心配してくれたんですよ。 飲みの場だったんですけど、「女装してネタをするのはいいけど、今後そればかりでウケてしまうと、それ以外のネタでウケづらくなってくる」「とりあえず、いったんフラットにウケるようなネタを一個作ってもいいんじゃないか」と、しっかりめのアドバイスをしてくださって、“こんなにも僕らのことを考えてくださるなんて……”と人目もはばからず泣きました、僕は泣き上戸なんです(笑)。 福田:僕は……青色1号の仮屋さん、さすらいラビーの宇野さん、サルベースの折田さんと一緒に釣りによく行きます。 「仮屋フィッシング倶楽部」という名前がついているんですけど、最初はセンチネルの大誠さんが主催して連れて行ってくださって、そこに仮屋さんが「俺も行きたい」と言って参加し始めたら、いつの間にか大誠さんがいなくなっていて、仮屋さんの軍団になっていました(笑)。 でも、僕自身は釣りが好きでもなくて(笑)。誘われて面白そうだから行ってます。お笑いの話も……ほとんどしないですね。基本、僕が運転してみんなを連れて行ってます。 横:その軍団の人たち、福田のいないところで「クルマ」って呼んでいるらしいぞ(笑)。 福田:そんなことはないと思います! しっかりと必要とされていますから! ――(笑)。K-PROのライブなどで同世代の芸人仲間と普段から切磋琢磨していますが、仲の良い芸人、ライバル視している芸人はいらっしゃいますか? 横:僕は浮かんでるけど。 福田:じゃあ、せーので言ってみる? 横・福田:(「せーの」で)ツンツクツン万博※! ※グレープカンパニー所属のお笑いコンビ。ツギクル芸人グランプリ、UNDER5 AWARDなど、賞レースの決勝にも進出している。 ――見事に揃いましたね! 横:僕らにとっては仲良くもあり、ライバルでもある存在ですね。2023年の『ツギクル芸人グランプリ』で、同じタイミングで決勝に行けた仲間でもあります(2024年でも同じく決勝進出)。 そこで披露した「ピッツァマン」のネタが話題になって、そこからずっと勢いがあって、僕らは『UNDER5 AWARD』の決勝に残れなかったんですが、ツンツクツン万博は決勝まで残って。なんだか、この1年で差がついてきているようにも感じていて、それもあって“負けたくない”という気持ちが強いです。 ――群青団地は残念ながら『UNDER5 AWARD』は準決勝敗退となってしまいましたが、『ツギクル芸人グランプリ』や『キングオブコント』など、これから控えている賞レースへの対策は練っていますか? 横:これから始まる賞レース時期までに、新しく勝負できるネタを作れなかった……という自覚があるんです。なので、今年は去年の終わりくらいにできた、自分たちのなかでも特に強い1本を、とにかくブラッシュアップしていこうと思ってます。昨年の『キングオブコント』では2回戦で落ちてしまったので、最低でも準々決勝は行きたいです。もちろん目標は決勝です! ――最後に、今後の目標やどういう立ち位置に行きたいかなど教えてください。 横:評価されるようなネタをたくさん作って、大きい会場で単独ライブをして、即完できるぐらいになりたい。僕らを見たことがない人も、“見に行きたいな”と思ってもらえるようにしていきたいです。 福田:東京03さんみたいに、ライブだけで食べていけることへの憧れは強いですね。
NewsCrunch編集部