コスプレイヤー羽咋に集結 ラクナで初、本格イベント 総勢100人、発信力期待
●「きれい」「絵になる」好評 羽咋市のにぎわい交流拠点施設「ラクナはくい」に7日、約100人のコスプレイヤーが集結した。駅前の活性化につなげようと市が初めて企画し、県内外から訪れた愛好者がポーズを決め、写真撮影を楽しんだ。市によると、能登地域で本格的なコスプレイベントは初めてで、参加者からは「きれいな施設」「絵になる」と好評。市は若者が集まるまちづくりを進めており、コスプレイヤーの発信力にも期待した。 「コスフェス羽咋」と銘打った催しで、参加者が人気アニメやゲームのキャラクターなどのコスプレを楽しんだ。多くのカメラマンが訪れ、日没後はライトアップされた建物やイルミネーションを背景に写真撮影を行った。交流サイト(SNS)に画像を投稿する参加者もいた。 参加者らによると、コスプレイベントの会場は、参加者が安心して楽しめる点が重要になる。ラクナでは参加者が着替えるスペースを十分に設け、駅から近くて利用しやすいという。中にはイベントを機に初めて羽咋を訪れた人もいた。地元住民と交流する姿も見られた。 北陸を拠点に活動するコスプレイヤー、87(はな)かぼちゃさんは「ラクナは新しい施設で過ごしやすい。初心者でも楽しめる」と話した。 市は今月から、駅前広場やラクナ周辺の樹木などにイルミネーションを施した。若者が羽咋市や駅周辺を訪れるきっかけづくりを今後も進める考えで、担当者は「コスプレイヤーが発信することで、若者に羽咋のことを知ってもらうきっかけになる」と話した。