福島で高額盆栽盗難相次ぐ 100鉢以上、被害数千万円
盆栽の生産地として知られる福島市で4~9月にかけ、相次いで高額な盆栽が盗まれていたことが31日、福島署への取材で分かった。被害は同市西部の複数の店舗で計100鉢以上、被害額は数千万円に上るとみられ、同署が窃盗事件として捜査している。 吾妻山に自生する「吾妻五葉松」は日本三大五葉松の一つに数えられ、同市はマツの盆栽の一大産地として知られる。関係者によると、盆栽は枝の伸び方などの形や樹齢、要した手間などを考慮して価格が決まる。高い盆栽だと100万円を超えるという。 関係者によると、盗まれた盆栽は、数万円から100万円を超えるものもあったという。盆栽は近年海外でも人気があり、転売目的の可能性も高いとして、同署はパトロールするなどして警戒を強める。
福島民友新聞