「子どもには親が芸人だと知られたくなかった」歌ネタ芸人AMEMIYA 考えを変えた妻の一言とは?
ギターの音色と「はじめました~!」のフレーズで人気のAMEMIYAさん。小1と3歳の男子2人のパパとしての素顔は、実はとても心配性。はじめはまったく子育てに関与しなかったというAMEMIYAさん、どんなことがきっかけて子煩悩(ぼんのう)パパに変身したのでしょう。※前編〈歌ネタ芸人・AMEMIYAは“超心配性”パパ 小1息子の入学で「見守り用GPSはじめました~」〉から続く 【写真】息子さんたちとの3ショットはこちら ■子育ては「えっ、俺、なにかしないといけないの?」と驚きました ――お子さんの育児は、生まれたときから積極的にされているのですか? 今でこそ、子どもがかわいくて、そして子どものことを毎日心配している子煩悩な父ちゃんですが、長男が生まれたころはまったく逆だったんです。それこそ「僕は子育てというものに参加しなくていいんじゃないか」と思っていたんです。驚きですよね。 これにはちゃんと理由があります。僕の両親は「父は外で働き、母は家で子育てと家事を担当する」というゴリゴリの“昭和スタイル”でした。父は、母が外でパートなどの仕事をすることも禁止していたくらい。僕もアルバイトは禁止されていて、でもなぜか新聞配達だけはOKでした。 とにかく父は亭主関白。僕はそのイメージしかないのですが、僕の兄は「いや、けっこういろんなところに連れて行ってくれたよ」と言うんですよね。そう言われてみれば、休みの日にはテーマパークなどに行った記憶があるような……。でも、子どもの世話や家のことはみんな母がしていたので、どうしてもそういうイメージが定着していたんだと思います。 その家族像が頭にあって、長男が生まれたころ、僕は全然子育てには関わらなかったんです。妻は「3歳くらいまでは、もうシングルマザーみたいだったよね」と言ってますね。でもある日、妻に言われたんです。「あなたはなぜ、子育てをなにもしないの?」って。驚きましたね。「えっ、俺、なにかしないといけないの?」って。今となっては信じられませんが、そのときは心底びっくりしたのです。